アマゾンのロングテールは、二度笑う [ 鈴木 貴博 ]
鈴木貴博さんの「がつん!力」、よかったぁ。
思えば講演会で鈴木さん本人と会って、サインもらって、握手して。
逆転戦略見て、今回は…
アマゾンのロングテールは、二度笑う
を読みました。
「がつん!力」の基礎編としてこの本が位置づけされていたのですが、読んでみると、やはり戦略の基本が分かりやすく書かれています。
企業というよりも事業のスパンが30年サイクル。
スーパーやコンビニ、確かにそのサイクルです。
近所の本屋さんもそのサイクルでザンネンながら閉店するケースが多いです。
他にも「ランチェスター戦略」を10000人と5000人が正面から戦うと数を多いほうが勝つ戦国時代の合戦を例に出しています。
戦略といえば、
差異戦略が一番!
という本が多い中、同質化戦略のすごさをコカ・コーラーを例に出して説明。
カルピスウォーターが出れば、コカコーラーからアンバサが出たり、なかなかいい例えをしてくれています。
本のタイトルから「アマゾン」に関してだけ書かれていると思いきや、それは一部で、全体ではいろいろな身近な例が揃っており、
戦略はコンサルタントだけのもの
ではなく、誰にとっても必要なものとして感じることができました。
それにしても、ビジネス書で講談社さんは意外でした。
講談社ビジネス出版部の広部潤さん、やりますな。
(広部さんは、あとがきに出てくる方です。)