ドラッカー名言集 仕事の哲学 [ P.F.ドラッカー 上田惇生 ]
ドラッカーさんです。
経営とマネジメントといえば、ドラッカーさん。
仕事をしていて、この人は違う!って思う人ほど読んでいる率が高いようです。
とある人に
ビジネス書でお勧めの本はありますか?
と聞いたところ、ドラッカーさんの本を紹介していただきました。まずは入門書的なところからと思い、この本にしました。
仕事の哲学
きれいごとではなく、組織も大切だし、それ以上に個人も大切という考え、じんわりと各名言が心に染み入ります。
P77の「組織が堕落しているか、組織の価値観になじめないならば、人はダメになる」
P78の「組織が腐っているとき、自分がところを得ていないとき、あるいは成果が認められないときには、辞めることが正しい選択である」
ガーンってきますね。
会社の辞め時、潮時のアドバイスは、前職を辞める時にほしかったです。
P119では「鉄鋼王のアンドリュー・カーネギー」の言葉として、自分を『おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男』は、当時からアライアンスは大切だったのかと感じます。
最近、無駄な打ち合わせには出ないようにしているのですが、それはそれでいろいろ周りから言われて気持ちが沈むこともたまにあるのですが、P193でドラッカーさんの言葉、力強かったです。
組織に関してはP198でトップマネジメントが現場におりてくる大切さが書かれていました。
最後にP206で「働く者」を次のように書いています。
いままでの社会は、組織は労働者よりも長命で、また組織に固定される。
しかし、働く者は組織より長命であって、自由に移動する存在である。
いやぁー、社会人10年目にして、大切なことは何かを教えられた気がします。