公認会計士の田中靖浩さんに会ってきました!
日経ビジネススクールさんのイベント で、公認会計士の田中靖浩さんに会ってきました!
このイベント、ボストン コンサルティング グループ日本代表の御立尚資さんの講座から始まり、続いて、林さん、そして、合同という一粒で何倍にもおいしいイベントでした。
テーマは「間違った数字の使い方が組織をダメにする」ですが、その核心にいつ達するのかヒヤヒヤするぐらい余談が面白いお話でした。
話しの中で、うすうす自分も気がついていたのですが、表現できなかったことをズバリ一言で話していました。
それはつまり、現在は、
インターネットで基本レベルが1つ上がってしまった!
+
変化が非常に早い!
です。
それをまた分かり易く面白いネタ(?)で話されます。
例えば、
数字は使い方次第(悪い情報にこだわってはダメ。でも悪い情報は気になってしまう)
というちょっと会計的な話しでも、自分が好きな競馬の話しからスタートしますし、飽きさせないあたりがプロだなぁって感じます。
笑い話だけではなく、MONEYBALLを例にした話しでは、納得させられました。
この映画、野球の話なのですが、当時は、三冠王(首位打者、本塁打王、打点王)が着眼されていました。
そこを金のない球団がデータの見方を変えます。つまり、 従来の見方は捨てます。
そこからの結論として、
自らを勝利に導く「重要な数字」は何かを探す必要がある
ということですが、
それは会社や組織によって違う。またすぐに変化してしまう。
という補足付き。
そして、冒頭の「変化が非常に早い!」に戻ってきます。
また、データは
Infomation(加工されていないデータ)
と
Intelligence(加工されたデータで、判断・行動するのに役立つ)
の2種類があり、それぞれ具体的な例で説明がありました。
田中さん、セブンイレブンの鈴木敏文さんと似ている考えがあり、「セグメント情報の功罪」の話は面白かったです。
スーパーで肉・野菜・魚・乳製品といったセグメント分割しても、主婦はこの切り口で買い物をしない
という話で、
客来てもらうためにはどうするか?が重要であり、それには来店客数であり、レジ通過数ではない
というオチ。
詳細レポートしようにも、田中さんの場合、「話」というよりも「噺」なので、一度聞いてみることをおすすめします。