原田泳幸さんに会ってきました!

マクドナルドの経営改革」というテーマでした。
以下、メモをまとめてます。

■概論について
・IT業界に33年して、その後、マクドナルドへ
・アップルもマクドナルドもどん底の状態からスタートだった。
・問題点とはいわず、「機会点」というようにしている
・「改革・リーダーシップ」の評価は業績のみしかない
・戦略(考えていること)と実行(行うこと)は違うもの。

■経営の考え方について
・「リサーチで経営戦略を立ててはいけない」
 →「リサーチ」は検証するもの
 →「経営戦略」は「内容」が大切ではなく「やり方」が大切
・現場の原則
・「基本に立ち返る」
 →人がもっとも嫌がるものでもある
 →2004年のV字回復はこれしかしなかった
・「らしさ」が大切
 →これを忘れてしまうとダメ
 →中途入社は、問題点をいち早く見つけ、指摘するが、それではダメ。「らしさ」を見つけないといけない。
・弱点よりも強さを伸ばす
 →どんな会社にも弱点や問題点がある
・社長業だって、職位ではなく、職種
・販売数で大切なのは、「売れた数」ではなく「売った数」
・数字だけで社員を判断してしまうと、脳死状態にさせてしまう
・後継者育成はマネジメントの使命である
 →IT業界にはこの考え方はあまりなく、アップル時代もその話はしなかった
・サクセスションプラン
 →3年同じ仕事をしてはダメ。後継者に渡すこと!
・世界のルール戦う
・グローバルプレイヤーとは
 →英語は当たり前
 →その上で日本の文化を知り、世界の文化を知る
・知識と経験は障壁になってしまう
マーケティングはベストインナーセールスマンであるべき
 →社内のコミュニケーションができないとダメ
・ビジネスは常に矛盾するものの追求。二者択二。
・ひらめきは思いつきとは違う
 →ひらめきは考えた末のことで、ビジネスに必須

マクドナルドの改革
 1971年(創成期)
 1977年(成長期)
 1992年(低迷期)
 2004年(回復期)
 2008年(構造改革
→200年に行った4つのこと
 1)基本に戻る(基本しかしない)
 2)らしさを取り戻す
 3)グローバリゼーション
 4)顧客価値の向上

・客単価×客数
 →客数をあげるしかない

■仕事のスタイル
・下がおかしな行動をしたら、自分がおかしいと思え
・6時以降は仕事をしない
・IT業界はビジネススピードが遅い。
 →購買頻度が違うので。

原田さんは、システム会社での経験を他業種に活かしており、なかなかそういうキャリアを経験している経営者の方と出会うことはなかったので、久しぶりにゾクゾクってエネルギーをもらった講演でした。