iモード以前 [ 松永真理 ]
松永さんの「iモード事件」を読んだことがあったのですが、松永さんがiモードに携わる前の物語が出ていることを最近知りました(知るのに時間がかかりすぎですね)。
iモード以前
リクルートさんの仕事は社外スタッフの協力があってはじめて仕事が成立するということです。
これって、平野さんのアライアンス仕事術ですね。
自分も感じていて新人のときから意識的にそうしていたのが、この本にある
×発注 → ○依頼
×業者 → ○パートナー
のようなところ。
相手を敬う姿勢がこういうちょっとしたビジネス用語でもやはり出てしまいます。
ちなみに、自分の場合、「外注」という言葉も使いません。
(これってすごくよくない言葉だと思うのですが、いかがでしょうか?)
また、松永さんと共通していたのが、社外上司に関して。
自分は転職して通算2社で働いていますが、自社で仕事を教えてもらったことはありません。その代わり、助けてくれるのが社外の人。社外上司としていろいろなことを学ばせていただきました。
最後に、松永さんがリクルートさんで一番好きなところは次のように書いています。
「人が人に敬意を払う。どんな人でも、どんな時でも、人としてきちんと応じる。年齢も職位も関係なく、もちろん男女も、国籍も、学歴も関係ない」
今思うと自分の社外上司はこの部分が徹底されているように感じます。
個人としてそれを貫く方はたまにいらっしゃるのですが、組織としてそれが出来ることはとてもうらやましく感じます。
これが社内に対しても出来ずに、社外にはもっとひどく出来ていない。そういう人が最近多いような気がします。
学校でも会社でもそういうことを教わらなくなったのかなぁ。