「ipadって、結局、何?」答えられますか?

この本の冒頭で、

ipadって、結局、何?」っていう人が読者

とありますが、とんでもない!

モノの見方をきちんと身につけるビジネスマンに必須な一冊でした。


iPadでつかむビジネスチャンス ピクト図解ですっきり見える! (朝日新書)/板橋 悟

¥777
Amazon.co.jp


そもそも、

ipad=電子書籍

という考えは私の中にも実はあって、さらに、この登場で出版業界はどうなるのか、すごく興味があり、本屋さんで手に取ったら、

・車にカーナビはいらなくなる?
・ブルーレイレコーダーもいらなくなる?

といった見出しが出てくるではないですか!?

しかも、777円!

ビジネス書=1500円近辺

って考えていたので、これは安い!って思って買っちゃいました。


さて、この本、流れとしては、将来のモノの見方を身につけるために、この本では

「2つのアタマ(=消費者のアタマと経営者のアタマ)」「構造の見える化(=ピクト図)」

を中心に話が進みます。

あっという間に読み終わり、なんか、見えなかったことが見えた、知らなかったことが知れたそんなすがすがしい気分になります。


そんな著者の板橋さん、光栄なことに、私と同じ行動がありました。

それは「自腹カスタマー(自分でお金を出して買う消費者)」だということです。

ipadはちょっと買うのが遅かったのですが、でも、私も自腹で買いましたし。

自腹で失敗も多いけど、自ら買うことで「消費者アタマ」が鍛えられると本にあります。

これは、本当にそうですね。


余談ですが、もう1つのアタマ、「経営者アタマ」を鍛えるには、私の場合、自腹ならぬ「他腹」が必要だと思っています。(もちろん、そんなことは板橋さんの本には書いていません)

最近、ご好意で商品を貸していただいたりすることがあるのですが、その紹介をするには「経営者アタマ」をものすごく鍛えることができます。もう1つついでにいうと、「販売者アタマ」も鍛えることができます。

「これをどういうつもりで売ろうとしているのか?」(販売者アタマ)
「これをどういうプロセスで販売許可を出したのか」(経営者アタマ)

を考えてレビューを書いているのですが、いままでは箇条書きでまず考えていました。


でも、この本に出会ってから、

「そうか、この手があったのか!?」

という気づきがありました。

それが「ピクト図」です。


恥ずかしい話、マインドマップにつまずいた私は、箇条書きでアタマの中をまとめていたのですが、なかなか考えがまとりませんでした。


うーん、まとまるのですが、体系的に考えることができずに、時間がものすごくかかりました。

この「ピクト図」、板橋さんの他の著書で詳しく書いているようなので、今度はそちらで勉強しようと思っています。

めずらしく、文系でも理系のビジネスマンでも分かりやすい1冊でした。