ひらめきの導火線 [ 茂木健一郎 ]

以前、この本の刊行記念のセミナーで茂木さんにお会いしたときお話されていた内容の復習で、ちょうどカゼ引いていたこともあり、家でじーくり読むことにしました。

ひらめきの導火線
ひらめきの導火線


P45にある「すでにあるものの中から創造は生まれる」の考え方はビジネスでも大切です。漢字からひらがな・カタカナが生まれているし、コンビニも元々はアメリカにあったものを日本流にアレンジしてここまで広がりました。
0から創造するように見えても、実は、既成の1がなければ難しいという考え方は大切だと思います。

その方法ですが、P67に

グーグルの「知のすべてを共有しよう」という思想
松下幸之助さんの「衆知を集める」

で説明されていますが、つまりは

みんなで共有する

ことが大切。協力会社さんやお客様といっしょに仕事をする時に、この観点があるととても円滑に進めそう、いや進めるはずです。
P93ではトータル力の力の発揮ということで、ipod王監督について例があがっています。

P81には「ルールを見直す必要性」が書かれています。
透明ランナー一塁っていうルール、子供のときに自分で勝手に作ったその創造性、大人になると忘れてしまうんですよね。

P91には部分最適より全体最適の重要性。

講演会でもお話がありましたが、「万葉集」の平等性がP154に書かれています。


講演会の復習という気持ちで読んだのですが、得るものが多い1冊でした。