小山龍介さんの「TIME HACKS」から得たこと
ワークライフバランスの話をすると次の3パターンのいずれかの反応となります。
①共感する
②拒絶する
③考えには共感するけど、生活スタイルを変えることに拒絶する
だいたいが③の方が多いのです。
自分もそうだったので、分かるのですが、それはなぜかというと、いろんな問題が生じるからです。
「難しい問題をサクッと解決!」=ハック
という観点でのこの本をから何か得ることができるんじゃないかなぁって思い、読みました。
副題にありますが、
劇的に生産性を上げる「時間管理」のコツと習慣
がたくさん、この本には掲載されていました。
スケジュール管理はGoogleカレンダーをおすすめしていますが、これは会社によってWebへのアクセス制限があるとこも多くなってきたので、いまは万能じゃないかもしれません。
でも、予定のリマンだ-機能(スケジュール通知機能)で、ケータイにメールでできる機能はいいですね。
P66には理想的なスケジュール表があるのですが、育休取ってからは、この考え方に近い行動が出来ていたので、理にかなったいたのかなぁってうれしくなりました。
金曜日の午後には翌週の仕込みで、外訪は水曜日にまとめてっていうのはすばらしいです。
ちなみに、金曜日の午後からというのは臼井由妃さん、がんばるタイムは吉越浩一郎さんのアイディアのミックスになっており、いいところ取りだと感じました。
P78は普通の時間「ニュートン時間」と何かに没頭してあっという間に過ごす「ベルクソン時間」について書いてあります。
P89では会社の建て直しにまずすることで「6S(整理・整頓・清潔・清掃・作法・しつけ)」について。
この6Sが出来ていないのに、業務改善・ビジネスモデルに取り組む会社さん、割と多く、割と失敗していますよね。
P100では軽めの昼食でおやつの推奨をしていますが、これも会社の社風によるかもしれませんね。
また、お昼明けは眠くなることもあり、人に会うことを勧めています。
P128は時間のB/Sについて書いてありますが、この発想は好きです。
(ぜひ、ご自身の手でこのイラストを見ておかれることをおすすめします!)
資産:経験・人脈なと得た物
負債:生きている為に必須な時間
純資産;自分のために費やす時間
P160にはmindmanager について。マインとマップからExcelExportでガントチャート作れる機能はいいのですが、ちょっとお値段が・・・。
P214には人生経験の集積「積分」と一瞬の気持ち「微分」に関して説明があります。
数学苦手だとここは理解しにくいかもしれませんが、茂木健一郎さんも同じ説明を先日の講演会でされていたので、このページの図をじっくり見て理解しておきましょう。
生活スタイルを変える場合には、やっぱり、その根拠と未来像がないとなかなか理解してもらえないと感じた1冊でした。