転職活動の資料

2004年に一度転職したのですが、転職活動中で得る資料というのは、ビジネスでかなり重要な視点を身につけることができる教科書ともいえると思います。



現在でもビジネスのノウハウとして身についているのかいくつかあります。

部屋の片付けしていたらワンサカ資料が出てきたので、いくつかメモとしてまとめました。





・他の人がしないことをわざわざ・・・する

 これはビジネスでも家庭でも心がけています。振り返ると、育休を取得したのも、こういう考え方が派生したのかもしれません。





また、就活生に話す機会が何度かあったのですが、就活にも通じる次のアドバイスをしたり。


・面接は○や×の場ではなく、「伝える場」

 面接官の気持ちになってみると、想定問答集でしっかりした回答はいわば大根役者のような感じになってしまいます。


・面接の時間は「時間をください」とお願いした場でもある

スタートは「改めまして・・・と申します。本日はお時間をいただきましてありがとうございます」から。

最後の質問は「時間をたくさんいただいているので、1つだけ質問させてください」



具体的に、転職の面接で教わったアドバイスでは、つぎのようなことがありました。

社会人経験があれば、納得するでしょう。


求人票(提案依頼書)

経歴書(商品パンフレットの送付)

面接(営業活動=プレゼン)




相手に伝えるのも「一緒に働けると相手にイメージしてもらう」方法

・今の会社にはなく、御社にはある

・自己紹介では接点の紹介、DIDが40%でCANが60%

・ストーリーで描いておく




面接アウトの理由上位

・意欲を感じない

・何を言いたいか分からない

・自信がない





よくある質問

・入って何をしたいか?

・5年後の活躍イメージは?





ホームページに情報収集のコツ

・新卒の採用ページで「人間のように」と企業イメージをとらえる

・入社後にやる情報を先取りする感覚で

・競合他社の情報




面接の話し方のコツ

・演説や自慢は禁物

・自信は必要

・言葉癖に注意

・普段の3倍の声で

・自己紹介は目安2分





アピールポイント

・具体的に(「コミュニケーション力が高い」ではイメージできない)

・エピソードで





今の会社の不満

・1つしか言ってはダメ

・不満を反転させて、希望に

・ひとのせいにしてはダメ




相手の本音

・なぜこいつは生活の糧まで放棄して、ここで何を手に入れたいのか?






求人票の考察

・その背景をストーリーで追う





・・・といった感じでした。




2004年の転職活動ですが、エージェントと呼ばれる大手転職サイトのサポーターの方に支援していただきました。複数の転職サイトで、複数のサポーターの方と出会ったのですが、なかなか自分にあったサポーターに見つかりませんでした。ただ、一人、かなり厳しい方でしたが、その方と巡り会って、ビジネスの観点が180度変わり、現在に至っています。(その出会いは、6人の1人ぐらいの確率)




現在は、当時とは異なり、ビジネスがかなり複雑化しています。

システムエンジニアや営業っていっても、一括りにできないですし、その役割や期待は会社によってさまざまです。


なのに、転職サイトの業種の括りは10年前と変わらず、サポーターの情報もHPで見る限り、当時とあまり変わりがないようです。


そういう状況なので、現在は転職・就職活動されている方はかなり大変だと思いますが、このメモが何かに役立ってもらえればと思っています。