スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則
この本の発売刊行記念セミナーに参加。
じっくり読んでいたのですが、ようやく読み終わりました。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン―人々を惹きつける18の法則/カーマイン・ガロ
¥1,890
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いままでこれほどまでに付箋がバッシバシ付いた本はありません。
かなりの気づきの多い1冊でした。
400ページもありますが、3回読んでしっかり自分のモノにできました。
3幕構成で、
1)ストーリーを作る
いきなりプレゼンソフトを立ち上げず、アナログからスタートし、聞き手の知りたいこと「なぜ気にかける必要があるか?」に答え、プレゼンの文字数はツイッター流にトータル日本語70文字で。
2)体験を提供する
3)仕上げと練習
で展開していきます。
1回目と2回目に、メモをしたのを再現しますので、これを見て、興味があれば、この本を買うことをお勧めします!
また、1回ではなかなか理解しにくいので、このメモのページを1回さっと見てから通読すると、理解しやすいと思いますので、ぜひ、ご利用してください。
■P16「本当に売り込むのはなんだろう?」
「ジョブズはコンピュータを売っているのではなく、人の可能性を束縛から解き放つツールを売っている」とあります。日本人がビジネスマンが仕事で売っているのは何か、自分が何を売っているのか、考えさせられた1文でした。
■P24「構想はアナログでまとめる」
■P26「箇条書きは諸悪の根源」
「聞き手に訴えるのはストーリーであり、スライドではない」「ストーリーを語るのはスライドではない、あなたなのだ」という理由からでした。
ただし、箇条書きは、「読まれることが前提の場合は使う」(P191)とあります。
箇条書きは絶対にダメということではありませんでした。
■P33「メタファー(例え)とアナロジー(異なる2つを比較する)」
■P43「どのプレゼンテーションソフトを使うかではない」
最近、Keynotesを使えばいいという簡単に付ける流れがありますが、パワーポイントでもKeynotesでもどっちてもいいと書いてあります。これは意外でした。
■P48「プレゼンテーションの対象は自分ではなく、聴衆」
■P59「ジョブズは「どのように」の前に、「なぜ」を説明する」
■P133「プレゼンでは、まず全体像(問題)から話をはじめ、そのあと詳しい話(提示する解決策)へと展開する」
■P156「10分たつと聴衆は話を聞かなくなる」
10分ルールを守り、聞き手の脳を休ませることをジョブズはきっちりとしているということです。
■P166「オペラを観ているときにノートを取る人がいない」
いいプレゼンはノートを取るのではなく、話を聞いてもらうといういい例えでした。
■P172「スライドをシンプルにすれば、注意はスピーカーへと集まる」
なので、文字数を少なくするということにつながるようです。
■P187「簡にして要の説明ができないのは、十分に理解できていないからだ アインシュタイン」
簡単に説明することの難しさをいいフレーズで説明しています。
プレゼンでもすべてを簡素化する大切さが書かれています。
■P197「数字をドレスアップする」
より具体的に数字を使って説明する重要性が書かれています。
■P215「ジョブズの選ぶ3つの言葉(シンプル・具体的・感情的)」
■P230「よく社員やパートナーを壇上にあげ、スポットライトを浴びさせる」
■P242「公の場で社員やパートナー、顧客に感謝する。頻繁に」
■P287「聴衆にしっかりアイコンタクトをとり、スライドはみない、楽しむ」
■P310「しゃぺり方に変化をつける」
■P312「簡単そうにみせる」
ジョブズですら、何時間もリハーサルとしているということでした。
■P324「実際に録画して5つの視点で自分をチェックする」
アイコンタクト、ボディーランゲージ、つなぎの言葉(あー等)、しゃべり方、エネルギー
■P333「聴衆者からの質問の回答テクニック」
・質問をよく聞いてキーワードを探す
・質問者の目を見ながら、自信を持って回答する
■P358「ミスをしても楽しむ」
■P362「完璧でなかればいけないと思うのはスピーカーだけ」
■P372「楽しむことを忘れないのがジョブズ流」
■P392「大切なことは引き算をすること」