落語ワークショップ(6/6回)「丸の内寄席~体験!あなたも落語家に」
落語をビジネスに活かそうと思って、いろいろと検討。
ちょうど良いタイミングで、落語のワークショップがあることを発見&申し込み!
(↑クリックすると、ワークショップの詳細が分かります)
さて、全6回の講座の最終回の第6回目は、
「丸の内寄席~体験!あなたも落語家に」
でした。
会場はいつもと違う教室で、すでにこんな感じで高座が準備されておりました。
前半は、最後の講座。アンナ先生と金原亭馬生師匠から、最後の講義がありました。
私のメモ書きですが、まとめておきます。
・落語をするときの服装
→メガネ(古典をするときはダメ)
実際、アンナ先生が落語をするときには、さっと外していました。
→時計:ダメ
→指輪:ダメ
・了見が狭い
→露骨に避難するのではなく、これだと悪口にはなっていない
・阿呆の12個(前回の宿題)
→人間の本質を滑稽に笑い飛ばすことで、ストレス発散となり、さらに、モノの見方が変わる
・量より質
→その逆の「質より量」も大切。「ある程度の数が揃うと圧巻になるので」
→落語だと寿限無、喜劇でもネタを3回繰り返す
・中世~ルネサンス時代
人間は皆、死ぬ
→生物の限界
人間はアホ
→知の限界
馬生師匠直々に名前を頂いた『銀原亭一門」の落語(小咄)が始まります。
「めくり」まで用意されており、高座に上がるときには、出囃子まで準備されており、まさに落語!、そんな感じの雰囲気で、緊張感のある空気に包まれてきます。
私も、「銀原亭勇馬」として披露させていただきました。
・「生きる」と「死ぬ」の関係
→真逆のことではなく、例えば1つのコインの裏表のように循環するもの
→死にたくないと強く思いすぎると、停滞してしまう
・16世紀には現在の基礎ができていた
※資本主義での成功が現在は難しくなっている
・江戸時代の基本スタイル(鎖国で完成したスタイル、落語も同じ)
「我慢、多くを望まず、自己主張しない、出世を望まない」
→つまりは「まわりを考えながらやっていく」
・現在のスタイル
→便利さを求めすぎて、行き詰まってしまった。
・権力は「ゴンリョク」とも呼ぶ
→「ゴン」というのは2つ目のこと。つまり、権力を握るっていうのは、2番目を握ること。
・日本の将棋
→相手の駒を自分のものにする。しかも、身分もそのまま。
→他国だと、切り捨てて、相手の駒は自分では使えない。
・現代教育
→損か得かでの判断(特に親の判断)してしまう傾向が強い
→「何でも平等だ」というのは本当は違う
→、評価は第3者が行うものなのに・・・
→子供社会は大人社会のミニチュアになるべきものなのに、そうでない。
→機会の平等はOKだが、いまは結果まで平等に考えてしまっている
・先代の馬生師匠は弟子を殴らず、怒らずの人だった
→一言一句そのまま覚えなくても、人物と情景をきちんと描くことを重要に教えていた
・今の話し方は「早く曖昧」
→昔は、ゆっくり、はやく、大きく、間がある話し方だった
・落語の要素の1つ
→ややエッチさ(上品なエッチさ)も必要
そして・・・。
アンナ先生からはサイン付きの著書もいただきました。
講座はこれにておしまいですが、8月ぐらいに、銀原亭一門が再度集まる懇親会があるようなので、さらに精進しないと。